最終更新日:2012/03/04
EverSearchHistory - Evernote.appに検索ワード履歴を付けるアプリケーション
EverSearchHistoryとは
最近、SafariEverLoggerでEvernote.appを使い始めましたが、ウインドウ右上の検索ボックスから検索した時の履歴が残らないようで、何かと不便しています。設定とかでどうにかならないか調べてみたら、Evernoteの検索条件を自動バックアップ。EverQueryが見つかり、どうも今のところ標準機能ではできなさそうなので、自分もなんとかしてみようということで作ってみました。
ちなみに、なんとかしようと思った最大のきっかけは、単語を入力して検索したら、対象が全ノートブックだったけど、ノートブック「Safari History」だけを対象にしたいので「Safari History」のノートブックを選択したら入力していた検索ワードが消えてしまったことです。結構長い検索ワードだったのでもう一度打つのもめんどくさくてがっかりしました。これについては後で教えていただきましたが、ノートブックを選択するポップアップメニューがありそれで万事解決です!。
で、できたのがこんな感じで、特定の文字を入力すると履歴がポップアップメニューで表示されて、選択したら入力します。
開発環境
Mac OS X 10.6.8
Evernote.app 3.0.6 (221382)
動作環境
10.6以降が必要です。
動作原理
動作原理は非常に簡単でAXObserverAddNotificationで検索ボックスのテキストを監視して、変更されたら記憶、特定の文字を入力したらメニューを表示しています。
使い方
- 「ユニバーサルアクセス」環境設定で「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックを入れます。
- EverSearchHistoryを起動します。
- 検索ボックスでエンターキーを押してテキストが全部選択されたものを記憶します。
- デフォルトでは"^"を先頭に入力すると履歴メニューが表示されます。Ver0.1.1から文字の途中でも"^^"を入力すると履歴メニューが表示されます。設定が正規表現になっているのは、日本語入力時に全角の"^"が入力されてもメニューが表示されるように複数の文字を指定できるようにするためです。
- メニューは上下の矢印キーで選択、リターンキーで確定できます。
- escキーでメニューを閉じることができます。選択せずにメニューを閉じた時には次の検索がしやすいように検索ボックスを空にします。
- 起動直後は^を入力しても、メニューが表示されないことがありますが、ちょっと待ってから^を入力し直すと表示されるようです。(15秒ぐらいかな?)
- 矢印キーでメニューが選択できない時がありますが、原因不明です。一回選べるようになると大丈夫なのかな。
メモ
コメント
0.1.0
かなりシンプルなアプリケーションだけど、結構いい感じな気がします。
すでに、標準機能でできてたり、近いうちに標準機能でできるようになるかなあ。
Xcode 3.2.6のヘルプに履歴が欲しかったので今度このアプリケーションと同じ方法でやってみよう。10.6.8のFinderも履歴無いなあ。
ダウンロード
- NandemoSearchHistory - 検索履歴が付かないアプリケーションでも検索履歴を表示するアプリケーション
- EverSearchHistoryの汎用版です。バグ修正と改良がされています。
- EverSearchHistory0.1.1.zip
- ・選択した履歴の項目を最上位に持ってくるようにした
- ・矢印キーでメニューが選択できないことがあるので、メニュー表示時にEverSearchHistoryをアクティブにして、メニューを閉じたらEverSearchHistoryを隠すようにした。これで完全に直っているかは分かりません。
- ・履歴メニュー表示の正規表現を変更。文字の途中で"^^"と入力した場合も履歴を表示するようにした。0.1.0を使っている人で変わってない人はVer.0.1.1の履歴メニュー表示正規表現を設定して下さい。
- EverSearchHistory0.1.0.zip
- できたて。ちょっとだけテストして大丈夫そうだった。